by 田尻よしひろ
耐震偽造と狂牛病問題
この問題は人の命に関わるという点で同じであり、検査が問題という点で一致する。
連日テレビでの報道がなされる偽造問題。熊本でも先日視察に向かうため熊本空港に行ったとき大勢のマスコミが待ちかまえていた。だれかお忍びで来ていたのかなと考えながら空港にはいると警察担当の記者がいて木村氏が連行されるかもとのことで、飛行機に乗り込む一瞬を撮影するために朝一番から来ているとのことだった。
先週出張で東京の高層ホテルに泊まったとき、夜中に揺れを感じて目が覚めた。しばらく周りを見渡し隣の部屋が頑張っているのかなとあまりの眠たさにそのまま熟睡してしまった私は、朝のニュースで地震だったと知って反省した。(本当に気が抜けない)。
さて、耐震偽造は逮捕されたイーホームズの社長が告発しなければ、今でも関係者以外誰も知らずヒューザーの小嶋社長が地震が来たときに倒れた事にすればよいと言うように、そうなっていたかもしれない。何故なら、確認機関は建築士が提出した文書をちゃんと確認する人材も環境にもなかったし、それでこれまで成り立っていたからだ。
狂牛病は、発生する理由は解ったがその肉が市場に出回わらないようにするアメリカの検査機関が信用できない。ニュースをみているとアメリカの業界団体の圧力が露骨に出ていて、私はアメリカの自動車産業で、故障する確率を計算済みの管理体制を思い出した。アメリカの数パーセントの欠陥は想定内という日本人には理解できない気持ちと同じような気持ちだ。日本人はトヨタのカンバン方式などで欠陥を限りなくゼロにする努力をやる。機械でさえそうだから、口に入れる物はなおさら気をつける。
アメリカ理論の数パーセントは仕方がないという理屈は、感染肉を食べた人にとっては100%という視点が欠けている。
耐震偽造はこれから中間検査を導入して欠陥建築物が建てられないようにするとのことだが、体制・資金の負担はどうなるのかまだ決まっていない。 既に建っている物件を精査したらとんでもないことになると一部で囁かれているし、肉もアメリカとの関係のため輸入開始して、食べるか食べないかは自己責任で決めてもらえばいいじゃないかとの一部の意見があるそうだ。こんな開き直りの責任放棄の政治家の意見が通らないことを願う。
結局は、人は信用が一番大事なのだ。
